皮膚科でよく処方されるエルタシン軟膏。
これって陰部のかゆみやかぶれに使えるの?
今回はその疑問にお答えしていきます。
エルタシン軟膏ってどんなお薬?
そもそも、エルタシン軟膏はどんなお薬でしょうか。
まず、エルタシン軟膏の一般名は「ゲンタマイシン硫酸塩」です。
処方目的は主に潰瘍やびらんの二次感染、おできやにきび。
使用容量は一日に一回から数回にかけて患部に塗ります。
ちなみに、エルタシン軟膏はお医者様の処方がないと処方されないお薬です。
類似の市販品としてはクロマイ-N軟膏がありますね。
けれどエルタシン軟膏もクロマイ-N軟膏も、陰部のかゆみやかぶれに使用されることを目的として作られてはいないようです。
前述したとおり、基本的には潰瘍やびらん、おできやにきびといった使用目的が正しい使い方ということです。
エルタシン軟膏を陰部に使うのはOK?NG?
陰部という部位はデリケートゾーンと呼ばれるくらいに敏感な部位です。
皮膚が薄く、汗をかきやすい上に陰毛や下着、ストッキング、ナプキンやおりものシートでムレてかゆみやかぶれを引き起こす可能性もとても高いです。
そんな場所に本来の使用用途と違う軟膏をつけるのはオススメしません。
エルタシン軟膏以外でも同じことがいえます。
それでは、どうしたらいいのでしょうか。
陰部のかゆみやかぶれは清潔に保つことで抑えられる!
陰部のかゆみやかぶれは、清潔さを保つケアをすれば抑えることができます。
その方法をいくつか紹介していきましょう。
下着を通気性のいいものに変える
意外と下着というものは陰部のかゆみやかぶれに関係しています。
普段つけている下着は通気性が悪くありませんか?
陰部は汗腺が多く、ムレやすいため、通気性がいい下着をつけるだけで清潔さは変わってきます。
デザインというよりは素材に注目して下着を選んでみましょう。
一番いいのはシルクです。
シルクは通気性がいい上に、肌触りがなめらか。
通気性による清潔さだけではなく、こすれることによって引き起るかゆみやかぶれを引き起こしにくくなります。
シルクが買えない場合には、コットンもオススメです。
陰毛の処理をおこなう。
陰部のかゆみやかぶれの原因に「ムレ」というものがあります。
陰毛がその原因になるということも実は起こり得ることです。
とにかく陰部は「陰」というだけあって隠れされている部位です。
ストッキングに覆われ、下着に覆われ、さらに陰毛に覆われていて、かつ汗をかきやすい。
列挙していくとムレるのがよりわかりやすくなりますね。
そうした理由から、陰毛の処理はオススメのケア方法の一つです。
ただし、陰部はデリケートな場所。
陰毛の処理ですが、カミソリだと,毛先がとんがってしまい、それが刺激になるので、注意が必要です。
また、部位が部位だけに傷つけてしまうのも怖いですからね。
では、陰毛の処理はなにを使えばいいのでしょうか。
陰毛の処理には専用のクリームやヒートカッターなどのアイテムがあります。
クリームはともかく、ヒートカッター?
さっきカミソリはだめって言ってなかった?
そう思った方もいるでしょう。
ヒートカッターは一般的なカミソリとは違い、毛先を丸くカットしてくれるアイテムです。
つまり、処理をした毛先が陰部を傷つけることはありません。
ヒートカッターはあくまでも一例ですが、こうした専用のアイテムを使って陰毛の処理を行うことができれば安心ですね。
陰部を清潔に保つ便利アイテム
陰部のかゆみやかぶれには清潔さが大切です。
下着や陰毛の処理をためらった場合、専用の石けんを使ったりクリームを使ったりすることでも陰部のかゆみやかぶれは薄れるでしょう。
生理中にかゆみやかぶれが出るんだけど、生理中にもそれは使えるの?
そんな心配もご無用です。
陰部専用のクリームや石けんは生理中も使えるように設計されていることが多いのです。
そもそも女性のためのアイテムと銘打つことが多いので、切っても切れない生理中の使用を前提としてつくられているので、使い勝手が良いわけです。
まとめ
いかがでしたか?
エルタシン軟膏を陰部のケアに使うことをオススメできませんが、代用の方法は見つかったでしょうか。
方法は多種多様。ぜひ、あなたに合った方法を試してみてください。
デリケートゾーンのかゆみ 原因と対処法