アットノンとは?
アットノンは、小林製薬から発売されている、肌の傷あとを目立たなくする商品です。
公式サイトには、傷あと、かきむしりあと、やけどあと、切り傷あと、ひじ・ひざなどの角化症をまっさらな肌へ導く効果が期待できる。
と記載されています。では、デリケートゾーンの黒ずみケアには使えるのでしょうか?
当サイトの調査員による報告をまとめました。
そもそもアットノンはなぜ傷あとに効くの?
アットノンに含まれている代表的な成分は『ヘパリン類似物質』です。
ヘパリンを塗ると、傷あと周辺の血行がよくなり、皮膚の新陳代謝を促進してくれます。
また、肌の水分を保持してくれるので、乾燥による外部刺激からも傷あとをガード。
抗炎症作用もあるので、傷あとの中で起きている炎症を沈めて、皮膚を正常に戻すサポートもしてくれます。
アットノンには、他にも『グリチルリチン酸2K』と『アラントイン』も配合されています。
どちらも炎症を抑える作用があるとされており、美白化粧品によく配合されている成分です。
ただし、直接ホワイトケアをしてくれるわけではなく、あくまでも炎症を抑えて黒ずみを予防したり、美白ケア成分により肌が荒れるのを防ぐ働きが中心となります。
アットノンの商品ラインナップ
アットノンには、用途に合わせて4種類の商品があります。
①アットノン アオキュア(青アザ、内出血用)
②アットノンEXクリーム(傷あと、やけどのあと用)
③アットノンEXジェル(傷あと、やけどのあと用)
④アットノン コンシーラータイプ(傷あと隠し)
この中で、デリケートゾーンの黒ずみに使えそうなのは、②アットノンEXクリームと③アットノンEXジェルです。
2つの製品は、テクスチャーが違います。
アットノンEXクリームは、高い保湿効果が期待でき、しっとりとした肌に導いてくれます。
アットノンEXジェルは、サラサラの塗り心地で、ベタベタが苦手な人にピッタリです。
含まれているヘパリン類似物質の量はほとんど同じですので、お好みのテクスチャーで選ぶのがオススメです。
アットノンはデリケートゾーンの黒ずみに効くの?
用途に対応していないので、全く意味が無いとは言いませんが、完璧に効くとはいえません。
デリケートゾーンの黒ずみは、慢性的なメラニンの蓄積が主な原因だからです。
しかし、アットノンは、あくまでも傷あとの回復を助けてくれるだけで、ホワイトケアをしてくれる成分は配合されていないからです。
ただし、強い刺激(レースやTバックなど摩擦の多い下着をつけるなど)によってできた黒ずみには効果がある可能性もあります。
また、アンダーヘアの自己処理でできてしまった赤みに早い段階で塗れば、黒ずみが定着してしまうのを予防できるかもしれません。
赤みがあるような初期の黒ずみには、試してみる価値がありそうです。
アットノンはどこで買えるの?
テレビCMで有名な商品ですので、どこのドラッグストアにもたいてい置いてあります。
デリケートゾーン専用の商品ではないので、買うときに恥ずかしい思いをすることはありません。
値段は、クリーム、ジェルタイプともに15gで1,500円程度です。
また、楽天やAmazonでも、ドラッグストアとほぼ同等の値段で購入することができます。
まとめ
ここまで、デリケートゾーンケアという観点で、アットノンについて考察してきましたが、アットノンのデリケートゾーンに対する黒ずみケアの効果は、限定的と言ったところでしょう。
急場をしのぐという意味では、一時的に使っても良いかもしれませんが、しっかりケアとなると役不足といったところでしょうか。
当サイトで紹介する黒ずみケアアイテムやデリケートゾーン石鹸を使われた方がよりよい選択肢と言えそうです。
デリケートゾーンの黒ずみの原因 とケアアイテム一覧