女性なら誰もが知るフェミニーナ軟膏。
デリケートゾーンのケアアイテムとしては一番有名で定番ですよね。

今までデリケートゾーンのトラブルはなかったけれど、フェミニーナ軟膏の名前は知っているという方も多いのではないでしょうか。

しかし、いざカンジダになった時に効き目がどうなのか知らないという方はいませんか。
カンジダは婦人科に行かなきゃならないし、市販薬のフェミニーナ軟膏でどうにかなるの?


そんな疑問を解決したいとおもいます。

カンジダってどんな病気?

そもそも、カンジダとはどんな病気でしょうか。
なにをもってしてカンジダと判断できるでしょうか。

女性の多くは医者ほどの知識を持っていませんし、検査する道具も持っていません。
しかし、なんとなく「こういう症状が出たからカンジダかな?」という指針だけでもあると対策がしやすいのではないでしょうか。

カンジダとはカンジダ菌が原因の膣炎のこと

カンジダは、カンジダ菌という真菌によって引き起る膣炎のことをさします。
このカンジダ菌は誰でも持っています。
どんなに健康な人の皮膚や粘膜にもいるので、存在すること自体は問題ありません。

ではなぜカンジダが起こってしまうのか。
それは些細なことが原因です。

・生理でホルモンバランスが崩れてしまった。
・抗生物質を使用したことで常在菌のバランスが乱れた。
・高温多湿など、環境が変化した。

こうした原因は比較的注意しやすいものでしょう。
しかし、以下のようなこともカンジダが引き起る原因になってしまいます。

・風邪をひいてしまった。
・最近すごく疲れている。
・寝不足である。
・ストレスが溜まっている。

些細なことからもカンジダは発症してしまいます。
デリケートゾーンの炎症なのでセックスによる感染が主と思われがちですが、原因はそれだけにとどまらないのがカンジダの厄介なところです。

フェミニーナ軟膏ってどんなアイテム?

さて、次はフェミニーナ軟膏についてみていきましょう。

フェミニーナ軟膏は小林製薬から発売されている女性のためのデリケートゾーン専用のかゆみ止めです。
肌に優しい低刺激で、メントールや香料、ステロイドも不使用。
べたつかず、雑菌の繁殖を抑えるという謳い文句で長く愛されているアイテムです。

公式サイトではデリケートゾーンの悩みや疑問に親切に答えられており、女性によりそうアイテムならではの気遣いが感じられます。

フェミニーナ軟膏はけっきょくカンジダに効くの?

フェミニーナ軟膏はかゆみ止めですから、かゆみを感じたら一時的にかゆみは収まるでしょう。
しかし、あくまでもフェミニーナ軟膏はかゆみ止め。
治療薬ではないので、根本的な治療には向きません。

また、カンジダの治療薬を使用している場合はフェミニーナ軟膏の併用はオススメされていません。
症状が治まった時に、その原因がカンジダの治療薬なのか、フェミニーナ軟膏によるものなのか、判別がしづらくなってしまうからです。

こうした理由から、カンジダの治療という点においては向かないことがわかります。
ただ、かゆみ止めとしてフェミニーナ軟膏はとても優秀なアイテムです。

根本的な治療をするのはためらう…。
けれどかゆみをおさめたい…。

そんなときの一時的なカンジダの解決方法として、フェミニーナ軟膏を使うことは可能です。
かゆみがおさまるように作られているので、かゆみ止めとしてご使用ください。

カンジダ自体の根本的な治療をするのならば、婦人科を受診するのが一番でしょう。

まとめ

カンジダにフェミニーナ軟膏が効くかどうかについて解説しました。

症状を緩和させるには、有効だが、完治を目指すと言うことだと役不足といえると思います。

根本的な治療に向かないとは書きましたが、応急処置のかゆみ止めとして使うには十分といえるでしょう。
ただ、根本治療した方が良いので、やはり病院に行かれることをオススメします。

デリケートゾーンのかゆみ 原因と対処法