陰部湿疹やボツボツは困りますよね。

特に、陰部の痒みは女性にとっていつも悩みの種です。

場所が場所だけに誰にも言えない…。

そうやって陰部の湿疹を隠してしまい、まじめに対策しないで悪化させてしまう女性が実は意外と多いのです。

けれど一人で悩まないでください。

この記事では陰部湿疹についてとりあげていますので、陰部の湿疹に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてくださいね。

陰部湿疹ってどんな病気?

陰部湿疹とは、陰嚢部にある湿疹のことです。
種類としては性器ヘルペス、梅毒、尖圭コンジローマ、疥癬などがあります。

陰部湿疹が出たけど婦人科には通いにくい…ということもあるでしょう。

自分自身でケアしたい、という場合には通気性のいい下着をつけて、陰部を清潔に保ちましょう。

陰部はとてもデリケートでトラブルが起こりやすい場所です。

季節を問わず、気を使っておいた方がいいですよ。

婦人科を受診する目安

では、陰部湿疹のケアを自分でしても改善しない場合はどうしたらいいでしょうか。
どういう状態になったら受診すればいいかわからない場合は、以下の症状があるかどうかを確認してください。

・おりもののニオイが強い。
・おりものが黄色や緑色をしている。
・カッテージチーズ状のおりものが出てくる。
・日に何度も下着を取り換えなければならない。
・陰部がかゆくて夜も眠れない。

こうした症状があらわれてきたら、ためらわずに婦人科を受診することをオススメします。

各病気の症状について

前述したいくつかの陰部湿疹について、詳しい症状を見ていきましょう。

▼性器ヘルペス

ウイルスが接触して発症する病気です。
特徴は外陰部の激しい痛みと水ぶくれ。
体に菌があるため、再発のケースがかなり多いのが特徴です。

・性器ヘルペスのお薬

性器ヘルペスの薬は基本的に抗ウイルス薬となっています。
しかし、抗ウイルス薬はヘルペスの症状を抑えることしかできません。
はやめに病院を受診し、お薬をもらってください。

<薬名>
・ゾビラックス
・バルトレックス
・ファムビル

等が有名です。

▼梅毒

小さな傷から引き起る感染症です。
ただれとかたいしこりが特徴的で、痛みはありません。

・梅毒のお薬

梅毒は抗菌薬を使用します。
今では後遺症が残ることも少なくなってきているので、早めの受診を心がけてください。

<薬名>
・ペニシリンG
・アモキシシリン
・バイシリンG
・セファゾリン

病院で処方されるお薬となります。

 

▼尖圭コンジローマ

出来物ができることが特徴の病気です。
一か所だけではなく、複数に多発するケースがありますので、早めの治療を心がけましょう。
再発のケースも多く、注意が必要です。

・尖圭コンジローマのお薬
尖圭コンジローマはお薬と外科的な治療の両方があります。
症状の程度によって医師とよく相談して治療してください。

<薬名>
ベセルナクリーム

病院で処方されるお薬となります。

▼疥癬

ヒゼンダニというダニが寄生することで起こる病気です。
痒みがとても強く、夜間に激しくなるという特徴があります。
接触感染だけではなく、間接的な接触でも感染する強い感染力を持ちます。

・疥癬のお薬
主に塗り薬が使用されます。
塗り薬を塗るときは塗り残しがないように注意してくださいね。


<薬名>
フェノトリン
イベルメクチン
安息香酸ベンジル
クロタミトン
イオウ外用剤


まとめ

いかがでしょうか。
陰部湿疹についてまとめてみましたが、思い当たる症状はありましたか?
ご自身でのケアも大切ですが、勇気をもって婦人科を受診することも大切です。
日ごろのケアに含め、早期発見からの対策を心がけてください。

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